24:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:10:26.12 ID:Obel/xK20
隊員「同時に、昨日午前の平沢唯さんの事故の情報が飛び込んできました。さらに、平沢夫妻、真鍋夫妻からも連絡がありました」
隊員「ご夫妻の話と、唯さんの事故の情報から、我々はこの事態についてある程度信憑性があると判断していました。そして先程、それは確信に変わりました」
隊員「詳細は、平沢さん…お願いします」
25:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:12:02.18 ID:Obel/xK20
平沢父「真鍋さん夫妻も同じく科学者で、一緒にある研究をしていた。『紋章学』というものを」
憂「紋章…」
憂は唯の額に現れた紋章を思い出す。
26:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:17:04.11 ID:Obel/xK20
平沢父「…すみません。唯、憂、今なら信じてもらえると思うけど、紋章学というのは本当にあるんだ。まさに、さっき唯と憂が出した魔法陣のようなものがそれ」
平沢父「それの研究をしていた私達は、ある日、桜が丘にある公園のモニュメントが、この世のものではないことに気づいた。そしてそれの研究を続けていた結果、それは『FD空間』とこの世界をつなぐゲートであることがわかった」
唯「FD空間?」
27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:18:25.53 ID:Obel/xK20
憂「創造主…神様なの?」
平沢父「そうだよ、多分ね。それで…そこまで判明したとき、そのモニュメントが突然喋りだした」
平沢父「その内容は、さっきの内容とほとんど同じ。創造主の技術であり、禁忌である紋章学に手を出した人類を滅ぼす。これはもう決定したことで、覆ることはない。これは宣告だ、と」
28:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:19:50.06 ID:Obel/xK20
その時、隊員の無線機に連絡が入った。
隊員「…何…!了解。すみません、代弁者と思われる天使のような姿の者が多数、付近に出現したようです。平沢さん、ご姉妹の能力の説明を手短に!」
平沢父「…わかりました。唯、憂。もうわかっているとは思うけど、2人は不思議な力を持っている」
29:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:21:14.36 ID:Obel/xK20
唯「私が…戦うの」
昨日はあっけらかんとしていた唯も、さすがに表情が重くなってきた。
のほほんとした日常が、突然、映画のような戦いの日々へと変わった瞬間。
30:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:22:43.29 ID:Obel/xK20
唯「きゃぁぁぁ!!!」
一瞬で更地となった基地の中に、無傷で立っている一行。
憂の周りには、魔法陣…紋章が現れている。
憂は咄嗟に、降り注ぐ瓦礫の性質を軽く柔らかいものに変え、ダメージを防いだようだ。
31:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:24:18.43 ID:Obel/xK20
平沢父「執行者だ…もう、来てしまったか」
平沢母「唯、あの悪魔を…」
唯「…うん」
32:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:25:28.20 ID:Obel/xK20
平沢母「憂、そこの平べったい板を軽く、硬く!傘にして!」
憂「あ、う、うん!」
憂はそばに落ちていた大きな天井板の破片の性質を変える。
33:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:26:47.25 ID:Obel/xK20
唯は上空にいた。
執行者に向かって、真っ直ぐに飛んでいく。
唯「お願いだから…もうやめてぇぇ!!」
34:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 09:28:35.65 ID:Obel/xK20
平沢母「唯!!大丈夫…?」
平沢父「すまない…こんな重い役目を負わせてしまって…」
唯「……」
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