過去ログ - モバP「アイドルに男の怖さを思い知らせてやる!」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/02/07(金) 02:35:36.94 ID:bMKOWR4n0
−2日前・撮影スタジオ−
カメラマン「いいねー、その挑発するようなカオ! あ、ちょっと目線落として、そうそう、うわーたまんないねぇ……。それじゃあ今度は足組んで、上目遣い……あー、それヤバイわぁ〜、ビンビンキちゃうってこれ、そうそうそうそう!」パシャパシャ
シャッター音が幾つも響き、テーブルの前に掛ける沙理奈がポーズをとる。どうやら予定通り、沙理奈のピンナップ撮影は始まっていたようだ。遅参は事前に申し合わせていたが、一応カメラマンには挨拶しておかなければなるまい。
と、沙理奈の方が先にモバPに気付いた。笑みが口元だけ、かすかに深まる。
嫌な予感がするモバPにちらりと一瞥をくれて、沙理奈はカメラマンに向き直り、胸元に指をかけた。
沙理奈「それじゃあ、こんなのはどーお? サービスサービスぅ☆」胸元グイッ
カメラマン「あっはー、マジサイッコーだわ沙理奈ちゃんは! あ、モバP君」
モバP「……、どうも、遅れまして申し訳ありません。今日はよろしくお願いします」
カメラマン「うんうん、よろしくー。いやーそれにしても、キミんとこの娘は皆すごいねー、もうたまんないわー。あっはっは」
一瞬言葉に詰まったのに気づかなかったのか、カメラマンは益体もないことを口走る。しかしむしろ問題は、イタズラの仕掛け人には察せられている点だった。何やってんだと目で叱るが、沙理奈は反省の色もなく、くすくすと笑っている。実に腹立たしい。
モバP「はは、そりゃ、ウチの自慢のアイドルですからね。たくさん撮ってやってください」
素知らぬ顔でそっぽを向いている沙理奈を横目に睨みながら、『自慢の』を強調して言ってやると、わずかに表情が綻んだ。
モバP(勝った……)
いやいや、撮影中に何をしているのだと苦笑するが、沙理奈も口に手をやって笑みを噛み殺しているので同罪である。後で反省会だ。
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