775: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:54:30.19 ID:Vor+EwLNO
これは夢だな
なぜかって?小さい頃の俺が泣いているからだ。
なぜ泣いているのだ?
776: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:54:57.03 ID:Vor+EwLNO
そう言うことを軽々と言うな!
子供だからと言ってわからないと思っているのか!
生憎だが子供だからこそそう言うことが理解できるのだ!
お前や、兄弟たち!父ですら!
こいつに劣る!
777: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:55:49.55 ID:Vor+EwLNO
自分であり、自分ではない俺。
ウィッグでロングヘアーにし、
薄く化粧を施し、町を歩く。
堂々と歩いたせいか、もしくは恵まれた容姿のおかげか。
道行くやつらはみな俺を女だと思い込んでいた。
778: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:56:27.90 ID:Vor+EwLNO
オカマ「からっぽで、自分なんてどうでもいいみたいなそんな感じが出ていたもの」
十神「……ママは俺がある金持ちの跡取りと聞いたらどう思う?」
オカマ「バカね、あんたが十神家だろうと貧乏だろうとほっとかないわよ」
779: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:56:57.37 ID:Vor+EwLNO
そう、それは昔俺が飼っていた愛犬から教わったことだ。
それがあれば人は…いや、生命は何にだってなれるし、なんだってできる。
気がつくと俺は、また泣いていた。
780: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:58:09.03 ID:Vor+EwLNO
セン「鳴子のアイデアだ。全裸じゃまともに行動できないことを見越してのな。」
十神「ん?腐川はどうした?そういえば見てないが……ヤツがいないのは逆に不気味だ」
セン「実は今朝お前について行ったあと、図書館に行くまえに風呂に入ろうとしたら足滑らせて頭突きかまして部屋の中で療養だってさ」
781: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:58:37.66 ID:Vor+EwLNO
大和田「じゃあ俺と不二咲はそろそろ交替だから抜けるぜ」
大和田「十神、テメーも少しはやわらかくなりやがれ」
十神「フン……」
782: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:59:06.41 ID:Vor+EwLNO
石丸「だが、違うのだ。そうであるからこそ、責任もって自分のなすべきことをやるべきだったのだ。そうすれば黒石丸も生まれなかった、僕の代わりに汚れる僕をな」
十神「だが、もうお前はこの世の裏からは逃げ出せない。その事実を受け止められるか?」
十神「真っ直ぐすぎて視野の狭いお前がだ」
783: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 02:59:40.11 ID:Vor+EwLNO
石丸「君の一族の誇りのために言うが、本当は君の兄弟たちは僕がスカウトしたのだ。」
石丸「僕個人が濁多夏を真似して作った表の事業にだけどね」
十神「!」
784: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 03:00:49.27 ID:Vor+EwLNO
……
十神「石丸、ひとつ教えてやろう」
785: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/09/08(月) 03:01:23.88 ID:Vor+EwLNO
俺もこのバカのように愛すべきものができるだろうか。
まあいい、とりあえずここをでてから考える。
……兄たちにちょっかいでも出してやるか。
1002Res/630.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。