過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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267: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/20(月) 22:20:59.34 ID:OMpwpFFo0

―『第四練習場』―

絹恵「あれ、辻垣内先輩まだなん？もう昼休み終わってまうで」

数絵「少し遅れるそうですよ」

蒲原「うーむ、それは困るなー。ちょっとお腹が減っているというのに……」

絹恵「まぁもうちょっとで来るでしょうし、待ちましょうよ……よいしょ」

今日は三尋木プロも用事で不在らしいしな……。

そう思いながら絹恵は更衣室にあった椅子に座って、目の前にあった机に両手で抱えていた四本の小瓶を置いた。

蒲原「何だこれ、懸賞でジュース君グッズが当たるのかー？」

数絵「見たことの無いパッケージですね。栄養ドリンクですか？」

絹恵「そうそう！さっきテスターになってくれへんかってサラリーマンの人が言うてきてな、何と人数分くれてん！」

どや！と言わんばかりに両手を広げて、絹恵はそう言う。

蒲原「それはお得だなー」ﾜﾊﾊ

数絵「そうですか？何だかちょっと怪しいような……あ、絹恵先輩に文句を言っている訳ではないんですけどね」

絹恵「まぁ、『タダより高いものはない』ってよう言うしなぁ……」

かといって持ってきたからにはそのまま捨てるのも勿体無い。ちょっと考えて――絹恵は、まず自分が飲んでみることにした。

絹恵「持ってきたの私やし、ちょっと飲んでみよっかな」

数絵「すみません、疑うようなことを言ってしまって」

絹恵「いやいや、そりゃ疑うのも当たり前やわ……んしょ」ﾌﾟｼｭ

ビンの蓋を取ると、中から独特の匂いが漂ってくる。

市販の栄養ドリンクと違いはないように彼女には思えたが……。

絹恵「(うーん、言われると怪しくも見えてまうなぁ……まぁええわ。もし飲んでなんかあったら、あのサラリーマンに文句言おうっと)」

そう気軽に思いながら絹恵がビンに口をつけようとした、その瞬間――『第四練習場』のドアが、荒々しく開かれた。

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