過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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276: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/20(月) 22:59:24.34 ID:OMpwpFFo0

―食堂―

男子「――だからァ、何でこれ飲んじゃ駄目なのかっていう理由を教えてくれよ」

照「えーっと、それは……」ﾁﾗｯ

小蒔「と、とにかく危ないんですっ！キケンなんですっ！」

男子「じゃあ、飲んだら死んだり病気になったりするのか？」

小蒔「そ、それは分からないのですが……」ﾁﾗｯ

衣「その液体から邪気が感じられるのだ。衣達の言葉を信じろ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

男子「意味分かんねーよ」

照「とにふぁふ、ふぉふぇふぁふぃふぇんふぁふぁらふぉふのはやめておいた方がいい。絶対」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

男子「食いながら喋んじゃねーよ！！」

『ゴットファイブ』の頼りにならない三人組が全然根拠のない説得――とはいえ、『化身アームド』の話をここで持ち出せば混乱しかねないのも事実である――を続ける中を、絹恵は走る。

その間も視線を必死に彷徨わせるが、何せ広い食堂である。目当てである自分の姉は中々見つからなかった。

絹恵「(どこや、お姉ちゃん……！！)」ｷｮﾛｷｮﾛ

絹恵は、走ったことと緊張で心臓が高鳴っていくのを感じていた。もし、もしも自分の姉がアレを飲んでいたら――きっと、ドーピングなんかで強くなった自分に酷く幻滅するだろう。

絹恵「(お姉ちゃんはフェアプレイを重んじる人やから、もしこのことを知ったら大会を辞退しかねん……そんなん私、嫌やで！！)」

だから飲んでいないでくれ、と祈りながら絹恵は周囲を見渡し――ふと、姉の声が聞こえた。

誰かと言い争うような声だったが、しかしそれは確かに姉のものである。

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