過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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867: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/30(木) 23:50:43.29 ID:yTzbDPYV0

えり「ここで神代選手、ボールを受け取ります……しかし清水谷選手速い！素早く反応してボールを奪いにいきました！」

竜華「シュートは撃たさへん――いくで！『キラースライド』！！」

小蒔「……」

猛烈なスライディングでボールごと相手を吹き飛ばす竜華の『必殺技』に、小蒔は一切特別な反応はしなかった。

ただ、普段どおりにドリブルをし――そして何故か、気づけば竜華の傍を何事もないかのように通過していた。

竜華「！？マズッ――」

小蒔「――『アトミック――」

瞬間。

小蒔の背後から、巨大な太陽が現れる。

それは輝きを表すものではない。それは見ただけでその熱く燃え滾る存在を認知できるかのような、『熱さ』の塊。

小蒔「――フレア』！！」

その巨大な太陽を背にして、小蒔はボールを蹴りだす。

『アトミックフレア』。灼熱の太陽の力を借りる、炎の『必殺技』である。

洋榎「花田！！」

煌「――『魔王・ザ・ハンド』ォォォォォッッ！！」

その燃え上がる太陽と真正面で対峙するかのように、紫色の魔王がボールを掌で受け止める。

煌「ぐっ、ぐぐぐ……」

小蒔「……」

見ための派手さに似合わず、本人達の反応は対照的だった。

ボールを止める煌は酷く苦しそうに呻き、シュートを放った小蒔は静かにソレを見守る。

その様子はまるで、どちらが勝つかを既に暗示しているようでもあり――

煌「――あ」

――やがて煌は、勢いよくボールごとゴールに吹き飛ばされた。

えり「決まりました！『カミノミゾシル』これで二連勝！早くもトーナメント出場に王手をかけます！」

えり「対し『関西電気保安協会』はここで痛い一敗！残り一戦を勝利することができるでしょうか――」

洋榎「…………」

絹恵「お姉ちゃん……」

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