2:○掘り人[saga]
2014/01/13(月) 23:59:51.66 ID:nYl/Tku/0
僕のお嫁さん
僕のお嫁さんは若くて可愛い。
3:○掘り人[saga]
2014/01/14(火) 00:01:12.24 ID:XyafdJWe0
今日も寝ている僕を優しく起こしてくれるらしい。
彼女の声は甘くて優しい。閉じた瞼の裏側に、五月晴れの木漏れ日と柔らかな風が目に見えるような。そんな声をしている
4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/14(火) 00:01:57.64 ID:XyafdJWe0
彼女が照れくさそうに顔を離すと、朝食を用意するといって台所へ行ってしまった。
昨日も2人で遅くまで起きていたのに、いつも通りの瑞々しい顔をしていた。
5:○掘り人[saga]
2014/01/14(火) 00:02:43.21 ID:XyafdJWe0
彼女と囲む食卓はえらく庶民的で、まるで実家のような安心感がある。
米、味噌汁、魚、おひたし
6:○掘り人[saga]
2014/01/14(火) 00:03:16.69 ID:XyafdJWe0
さて、彼女の一日は忙しい。洗い物が済んだら掃除を始めてしまった。
窓を磨く度に左右に揺れる形の良いお尻が妙に可愛い。
7:○掘り人[saga]
2014/01/14(火) 00:03:52.99 ID:XyafdJWe0
僕は彼女の邪魔にならないようにパソコンを立ち上げ、僕は僕で仕事を始めた。
しばらくするとコトンと目の前に僕のマグカップが現れた。
カップからは湯気が立ち上り、コーヒーの香りが漂っている。
8:○掘り人[saga]
2014/01/14(火) 00:04:58.59 ID:XyafdJWe0
そうこうするうちに太陽はてっぺんよりやや西に傾いていた。
僕が時計を見てその事実に気づくより先に、彼女は昼食の用意に取り掛かっているようだ。
どうやらお昼は洋食らしい。トマトソースの良い香りがする。
9:○掘り人[saga]
2014/01/14(火) 00:06:07.23 ID:XyafdJWe0
お昼はスパゲッティミートソースだ。
食べている途中、お肉が彼女の服の胸元についてしまったので、とってあげようと思ったら恥ずかしそうに身をよじり、ほんのり赤い顔で何かと尋ねられてしまった
事情を説明すると、顔はさっきより赤くなり染みをとるためにと台所へ走っていってしまった。
10:○掘り人[saga]
2014/01/14(火) 00:06:50.46 ID:XyafdJWe0
昼食をとり終え、彼女から洗い物をする権利をもぎ取ると、彼女は渋々と言う様にテレビを見始めた。
せっかく休みだ。彼女にも休んで欲しい。
洗い物が終わってしばらく彼女とテレビを見た。安い愛憎劇や再放送のサスペンスなど、やっている番組は酷かったが
11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/14(火) 00:07:19.08 ID:XyafdJWe0
時計の針がL字から少し傾く頃、僕の睡魔はピークに達していた。
彼女に名前を呼ばれているが、どうにも声が遠い…
今日は…これから…2人で…
12:○掘り人[saga]
2014/01/14(火) 00:07:45.58 ID:XyafdJWe0
西日が見える。もう沈みかけの太陽に照らされた紫色の空が、日常感を鈍らせる。
彼女の優しい声がする。
出かける約束をすっぽかしたはずの僕の頭を撫でるその顔は、今朝の笑顔と少しも変わる事は無かった。
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