過去ログ - 男「俺が勇者!?」女神「そうです」
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1: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:17:53.44 ID:p84uPBZW0
男「は? マジで言ってんの!?」
女神「選ばれし勇者よ。あなたが世界を救うのです」
男「それって、地球を救えってこと?」
女神「違います。こちらの世界を救ってもらいます」
男「えっ、じゃあ何で俺の部屋に来てるの?」
女神「えっ?」
男「えっ?」
二人「えっ??」
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2: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:21:17.30 ID:p84uPBZW0
女神「えっ、あれ? 何で?」オロオロ
男「えっと、家族にお別れ言ってきても良いですか?」
女神「あ、はい、手短にお願いします」
3: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:24:38.78 ID:p84uPBZW0
男「両親はお前ならやれるって、妹は寂しいけど自慢のお兄ちゃんだよって言ってくれました。姉は今バイト行ってるのでこの際仕方ないです」
女神「いやいやいや、なんならバイト先に行ってきたらどうですか!? 今生の別れかもしれませんし!」オロオロ
男「……大丈夫です。女神様の世界の危機の方が大事ですから」ニコッ
4: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:28:22.60 ID:p84uPBZW0
女神「どどど、どうしましょう。本当なら私が勇者を自分の世界へ呼びだすはずなのに、何故か私が勇者の世界に来てしまいました」オロオロ
女神(原因を思い出してみましょう……)
5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/14(火) 01:30:48.00 ID:5lxTAPenO
期待
6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/14(火) 01:32:23.24 ID:vx5Rjbj80
新しいな
7: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:34:30.28 ID:p84uPBZW0
女神「……でも、今は私の世界の危機。反省などいつでもできますし、今はなんとかして勇者を向こうの世界に連れて行かなきゃ……」
女神(私が覚えてるのはせいぜい村人の髪の毛を薄くすることぐらい……)
女神「魔力ならいくらでもあるんです! 適当にこうやれば!!」シャララァン
8: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:38:38.18 ID:p84uPBZW0
男「女神様! 俺は早く勇者として戦いたいんです!」
女神「!!」
男「今こうして苦しんでる人がいる。それを救えるのが俺だけだと言うのなら! 俺は!!」
9: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:42:44.80 ID:p84uPBZW0
男「最初はどうすればいいですか? 初心者の塔とかあるんですか!? 各地で困っている人々を救っていくんですか!? 仲間は!? 酒場に行けばいいですか!? もしかして俺一人で戦うんですか!?」
女神「………」
女神(うわー、凄い良い子を引いちゃったわー)
10: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:50:08.08 ID:p84uPBZW0
女神「勇者って職業はお金の契約じゃない分、本人の意志と覚悟が大事だわ。そんな浮ついた気持ちでやり遂げられると思ってるの?」
男「………」
女神「そもそも、勇者と言うのはあなた達は華やかな職業と勘違いなさってるようだけど、実際は本当に大変な仕事なのよ」ペラペラ
11: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 01:57:30.74 ID:p84uPBZW0
女神「う、あっ、うぅぅ!」ガバッ
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/14(火) 01:59:01.35 ID:eLpyiJeX0
期待
13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/14(火) 01:59:19.38 ID:vfMF8vj10
なにこの駄女神かわいいw
14: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 02:03:02.63 ID:p84uPBZW0
男「それで、具体的にはどうやって行くんですか!?」
女神「あ、えーっと……そうね、なんかこうやってばーっと行ってどばーっと帰ろうかなーって」ババッ
男「おお! すごいです! さすが女神様です!!」
15: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 02:04:48.31 ID:p84uPBZW0
男(薄毛)「………」プルプル
女神「あ、あの、ごめんね? わ、わざとじゃないの」オロオロ
男「………」プルプル
16: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 02:09:13.00 ID:p84uPBZW0
男「くっ、向こうの世界に行く前からこうやって精神攻撃をしてくるなんて、やっぱり女神様の言った通り意志と覚悟がなきゃ続けられそうにないぜ!」
女神「あ、あう……」ズキズキ
女神(この子の前向きな姿勢に私がハゲそうだよぉ……)
17: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 02:13:34.58 ID:p84uPBZW0
女神「勇者よ聞きなさい」
男「は、はいっ、身体は大丈夫ですか!?」
女神「大丈夫です。そして、あなたの髪の毛もほら」パァッ
18: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 02:16:21.25 ID:p84uPBZW0
女神「えっ!?」グルッ
男「ま、魔王!?」
魔王「貴様が世界から消えて良からぬことを企んでいるのだろうと睨んでいたが、まさか勇者を直々に迎えに行ったとはな!」フハハハハッ
19: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 02:19:55.47 ID:p84uPBZW0
魔王「そもそも、我がここに来ただけで卑怯とは決めつけが過ぎるんじゃないのか!?」
男「何を言っている!! お前が「わーーーっ、勇者だめーーーっ」ムギュッ
男(お、おっぱいがおっぱい!!)カァ///
20: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 02:24:33.36 ID:p84uPBZW0
男「お前が俺をこんな目に遭わせたんだろう!?」
魔王「なにぃ!?」
男「最初は卑怯な行為だと思ってたが、よくよく考えるとこれほど効果的な攻撃はあっただろうか!
21: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/14(火) 02:27:24.80 ID:p84uPBZW0
女神「それもそうね! あなたはまだ若いんだし、むざむざ危険なことするよりも未来に向かって勉強した方が良いわね」
男「女神様! 何を言ってるんです!?」
魔王「ふはははっ、そうだ勇者! 我に怖れをなしたとしても、今なら黙っておいてやる!」
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