過去ログ - 女騎士「貴様は私にとって大変迷惑な存在なのだ」
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ゴミクズ
◆nJFtHmO8u2
[saga]
2014/03/14(金) 02:08:50.01 ID:iZA8Y8D8o
ハデス「まあ斯く斯く云々……我々の古典に残された記述に基づいて推理したものに過ぎんのよ、ウロヴォロスについては」
金長狸「原初のヘビ……ですか」
魔王「再びのケダモノとは……どういう事だ?」
ハデス「各地の勇者神話に存在する、勇者による魔族の革命。これは、現在どういった解釈が主流かな?」
魔王「かつては本能だけで人やケンタウリを食らい、仇なしていた魔物の持つ悪意を祓い、理性をあたえたもうた……
勇者……彼の遠い祖先が行った偉業が讃えられているものだと理解している」
ハデス「我々は……理性とは、先の聖書にある『たぶらかし』によって得られたものだと考えている」
金長狸「えと……そ、それって……」
魔王「神霊ウロヴォロスが、我々に理性を与えたと? なぜ? 何のためにだ?」
ハデス「ウロヴォロスの性質そのものも定かではないんじゃがなー、推定するに……
生存や繁栄を善しとする、生命賛美を謳う存在。効率や生産性といった事とは無縁の、過度の混沌と破滅から種を救済する概念。
それが、前大戦の折に顕現し、勇者にチカラを貸したか……もしくは勇者を利用し、我々魔族への革命を成した」
金長狸「でもでも、そうって決まったわけじゃないでしょ、そんなワケわかんない……蛇の神様がいるなんて……」
ハデス「ああ、全ては推定。杞憂で済めば万々歳。しかし、融和が実現できたとしても……我らの声が届かぬ種が、この世界のどこかにおるのやもしれん。
質の悪いのは……ウロヴォロスという存在、種族間における何らかの諍いによって、種の存続が危ぶまれるようになる段階で肩入れをするという事じゃの」
金長狸「つまり……おたがい衝突して、人死にが出てから……」
魔王「戦乱の規模が大きくなるよう煽られるかの如く……ケダモノの側に、理性が芽生えていく……?」
ハデス「……まるで我々のケースのようじゃのう、陛下。ウロヴォロスが本当に我々に介入してきているのだとすれば……
きゃつの巻き起こす被害を、最小限に食い止めねばならん……」
魔王「何を……言ってる?」
ハデス「何をって……まあ、単なる空想科学おとぎばなしじゃて。共和国じゃあ有名だと聞いての? おもしろかったじゃろ」
金長狸「あ、あははは、ははは……」
魔王「……」
ハデス「(勇者の小僧っ子……ネルガルはそのために戦いに赴いたのよ。全ては陛下、貴女の憂う未来の為にのう)」
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