28: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/14(火) 21:59:41.36 ID:BnZpgpRg0
「なにこれ……」
学校が終わった土曜日。
いつも通りに彼女の部屋を訪れた私は衝撃を受けた。
たたまれたシーツに片付けられた棚の上。
まるで元々人がいなかったのだろうと勘違いするくらいのベッドがそこにあった。
「おしえてくれるっていったのに……」
不思議にも私は、彼女へ対する裏切りを怒る気持ちや恨む思いは全くなかった。
どこかわかっていたような、物わかりのいい感情だけだった。
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