過去ログ - 「喫茶『アイドル』に集うアイドルたち」
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1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/16(木) 19:53:03.97 ID:XvyTtJTm0
店主「いらっしゃい、ここは喫茶『アイドル』。私の経営する、閑古鳥と物好きの憩いの場よ」

店主「25で上司に辞表を投げつけた私が始めたこの喫茶店。最近、あるお客さんのお陰で……」

店主「お店にアイドルが来るようになりました」

――case1 菊地真

真「こんにちはー!」

店主「はい、いらっしゃい。カウンターへどうぞ」

真「アプリコットティー下さい」

店主「はい。アプリコットティー一つ」

店主「そうだ、今月号入ったよ」

真「! 本当ですか? じゃあ、読ませてもらいまーす、っと!」

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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/16(木) 20:02:24.09 ID:XvyTtJTm0
店主(彼女の名前は菊地真。ボーイッシュ系アイドルで、世の女性から絶大な人気を誇る女性アイドルだ)

店主(しかし、その実態は……)

真「ふわぁぁぁあああ! 今月も良いところで引くんですね!」
以下略



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/16(木) 20:11:13.55 ID:DUbQHh13o
一瞬カマに見えたが女性か
確かに素が出しやすくてよさげだ


4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/16(木) 20:14:08.21 ID:XvyTtJTm0
店主(彼女はどうやら「女の子らしくなりたい」と思っているらしい)

店主(私に言わせてみれば中身は完全に乙女なんだけど、世間が求める『菊地真』はやっぱりイケメンなんだろうか)

真「ボクはもっと、ふりふりフリルでキャピキャピした服とか着たいのになー」
以下略



5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/16(木) 20:24:48.90 ID:XvyTtJTm0
店主「確かに、世の女性ファンは真ちゃんの格好良いところを見たいのかもしれない」

店主「でも私がこうして見てる真ちゃんみたいな、『悩める乙女』って一面もある」

店主「真ちゃんは十分可愛い。ただ、それを上回って格好良いって話なんじゃない?」
以下略



6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/16(木) 20:33:45.82 ID:XvyTtJTm0
店主「真ちゃんは、わざとらしくする必要なんか全く無いんじゃないかな」

店主「今みたいな自然な仕草が一番可愛い」

真「そ、そうですか?」テレテレ
以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/16(木) 20:42:00.70 ID:XvyTtJTm0
店主「その後、真ちゃんは同じ事務所の子のラジオ番組にゲスト出演し、『素の自分』を見え隠れさせながらトークに参加したようで」

店主「そのラジオ番組の受け持ってた子のファンを通じて男性ファンが増え、ついには冠番組を受け持ったとか」

店主「その名も『菊地真のファンシータイム』。多分少女趣味って意味で名前が付けられたんだろうけど、真ちゃんてきには、『やっと叶った幻想』ってところかな」
以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/16(木) 20:42:36.56 ID:XvyTtJTm0
今日の分はこれで。
明日か週末には続きをば。


9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/16(木) 21:06:02.51 ID:QxRapGI30
おっつーん 続き楽しみです


10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/16(木) 21:53:04.01 ID:KCo1bx7zO
ふくれっ面は反則だよ
どんなタイプの女の子でも使える技だわ


11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/16(木) 23:42:04.75 ID:S0197ai5o
・ω・


12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 18:08:10.97 ID:ERs1yVAC0
店主「私の店では、お客さんのリクエストで店内BGMを変えてみたりすることがある」

店主「例えば彼女なんかは、いつも決まって同じものを頼み、いつも決まってCDを持参してくるわね」

店主「丁度、こんな感じに」
以下略



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 18:18:12.01 ID:ERs1yVAC0
店主(彼女の名前は如月千早。今や国内で知らないものは居ないとまで言われる『歌姫』だ)

店主(アイドルとしてデビューした当時から歌手を目指していたけど、最近はアイドルも悪くないと思ってるとか)

店主(そういえば、どこかの雑誌で『ディーヴァ・オブ・アルカディア』なんて仰々しい名前付けられてたかな)
以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 18:30:56.29 ID:ERs1yVAC0
千早「それにしても、いつ来てもほかのお客さんが居ない気がするんですが」

店主「痛いところを突くわね」

店主「まあ、確かに客は少ないよ? 否定は出来ない。数人の常連客様のお陰でこのお店は成り立ってるのです」
以下略



15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 18:38:15.94 ID:ERs1yVAC0
千早「な、なんで分かったんですか!」

店主「いやね、前からおかしいと思ってたのよ……」

店主「コーヒー飲む度に机の下でメモ取ってるし」
以下略



16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage ]
2014/01/17(金) 18:41:38.96 ID:TGyGUZy10
こういった部外者視点のアイドル達の物語は大好きです


17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 18:48:53.78 ID:ERs1yVAC0
店主「じゃあまず、どんな状況でもだいたい使える基本的な技ね」

千早「はい、お願いします」

店主「まず、大前提。最適な分量を守ること」
以下略



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 18:58:47.94 ID:ERs1yVAC0
店主「多分事務所では、好みとか分かると作った人が砂糖とか入れちゃうでしょ? わざわざ飲む人がキッチンないし作ってる場所まで行くとは思えないし」

千早「はい。と言っても、プロデューサーはブラックで飲んでますけれど」

店主「ブラック派かあ。ならさっきまでの技で十分違いに気づいてくれると思うよ。でも豆知識は止めない」
以下略



19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 18:59:26.15 ID:ERs1yVAC0
ちょっと飯休憩


20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 19:34:07.49 ID:ERs1yVAC0
千早「…………」ズズッ

店主「どう? 自分で作ったコーヒーのお味は」

千早「美味しいです。まだマスターのコーヒーには及びませんけれど」
以下略



21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 19:39:19.85 ID:ERs1yVAC0
店主「その後千早ちゃんは無事、愛しの? プロデューサーさんに美味しいコーヒーを振る舞えたとか何とか」

店主「砂糖とミルクの順番なんかも、事務員の人に教えたら好評だったらしく、嬉しそうに話してくれたなあ」

店主「こんな喫茶店なんかをやってると実感するけど、飲み物一杯でも人っていうのはきっかけになるのね」
以下略



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