過去ログ - モバP「あの頃僕はまだ若くて、酒に酔っていて、恋をしていたんです」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/01/17(金) 00:10:02.55 ID:4RdS3EMc0
奏「人は皆違うわ。皆がそれぞれの物語を生きてるから。Pさんはもうページを閉じてしまうの?」
P「足掻いてみせるよ。プロデュースコンペまでには時間が無いし、練り込みの足りない企画じゃきっと落ちるだろう。
だから今出せる全力を出し、その上で落ちる。そしたら社長の鞄持ちをやって、少しでも魔法使いの気持ちを学んでみせるよ」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/01/17(金) 00:12:55.25 ID:4RdS3EMc0
P「本当にありがとう、それしか言えないよ。お見合いがしたいってのは嘘だったんだろ。
17歳で結婚相手探そうだなんて、少し疑えばおかしいと気が付ける」
奏「あら、お見合いの予定があるのは本当よ。いつ、とまでは言えないけれど積み重ねだもの。
私は私を奏でるの。誰より美しく響く音色に……だから、聞いて? いつかは、ね」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/17(金) 00:14:15.50 ID:4RdS3EMc0
奏「私は選ぶつもりが無かったから、参考にはならないのよね」
P「それだと他の候補は柊さんか? でもあの人はお酒が恋人だしな。となるとやっぱり篠原さんか。
正面から聞くと、面白がってはぐらかすかもしれないが。高橋さんと同等の真理を伝えてくれそうだ」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/01/17(金) 00:16:56.18 ID:4RdS3EMc0
奏「御免なさい。映画みたいに上手くは行かないものね。ネクタイ外して貰えるかしら」
P「そっちじゃなくて、こっちを引っ張るんだよ。そうすれば外せる」
奏「手を伸ばすだけでいいのにね。全てが上手く行くはずもないっか。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/17(金) 00:20:08.79 ID:4RdS3EMc0
◆
P「女は嘘吐き、全てを疑え、か」
P(結局、奏には世話になりっぱなしだったな。エプロンの下の制服、綺麗にネクタイが結んであった。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/17(金) 00:23:32.09 ID:4RdS3EMc0
のあ「―――あきよ」
P「えっ?」
のあ「いえ、正しくは千秋とちひろの両名。そう呼称するのが適切ね」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/01/17(金) 00:25:44.26 ID:4RdS3EMc0
P「のあさん!」
のあ「出社後まずは更衣室でメイド服に着替えた。変わらぬ日々に新たなる兆しが訪れるから。
着替えて給湯室へ向かう。貴方のお茶を入れる為にね。その際横目で千秋の出社を確認したわ。
だけど今日ポットのお湯は空だった。気まぐれな猫の様にね」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/17(金) 00:28:32.82 ID:4RdS3EMc0
のあ「……惑うのは、不変を信じているから? 千秋がちひろの手からバッグを奪い取り、ゴミ箱へ叩きつけた。
そして千秋は事務所を飛び出し、ちひろが後を追った。
これを真実となすか虚構と断じるか、全ては貴方の選択次第」
P「バーガーは……潰れているな。保冷材の水滴でインクが滲み、手紙も読めない」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/01/17(金) 00:30:20.63 ID:4RdS3EMc0
P「ちひろさんが戻るまで、電話番をお願いします。僕は事務作業をしますから、二人で事務所を動かしましょう。
のあさんは今日オフなのに、来てくれて良かったです。手が足りなければ、キュート部門へ応援を頼みますので」
のあ「掃除も洗濯も……行うわ。完璧でなければ意味が無いのだから。
私の心を奪うのは……貴方の才能、その仕事、ただそれだけ……」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/01/17(金) 00:34:39.17 ID:4RdS3EMc0
P「本当に美味しいハンバーガーですよ」
業務の合間に潰れたバーガーを完食する。どんなに崩れていても、その味わいが変わる事はない。
やがてちひろさんと黒川さんが仲良く女子会用のケーキを買って帰り、事務所は何事も無かったかのように平穏を取り戻す。
以下略
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