過去ログ - 魔法少女は衰退しました
1- 20
28:1[saga]
2014/01/18(土) 08:12:47.58 ID:KX6gvT220


「はーい!」「およばれしたー?」「でばんだっしゃい」「とーじょー」

さやか「ほむらの耳からなんか出てきたぁーっ!?」


――――私が呼ぶのと共に、四人の小さな人たちが私の耳から飛び出しました。

出てきた彼等は体長10センチぐらい。二等身で、とっても愛くるしいボディの持ち主。
可愛らしい顔に浮かべる表情は何時だって喜怒哀楽の真ん中二文字がない、のーてんきなもの。

彼等は人間ではありません。だけど私のとっても大切で、私に世界を教えてくれた素敵なお友達。

妖精さんなのです。


ほむら「ひー、ふー、みー、よー……四人か。あれ? もっと、十倍ぐらいの数が居たような気が……」

妖精さんA「ほかのはにんげんさんのきおくにとけました」
妖精さんB「ぼくら、よばれたらでてくるかかりだからー」
妖精さんC「ひつようさいていげんのじんざい」
妖精さんD「じんけんひさくげんごっこちゅー」

ほむら「うーん。相変わらず何を言ってるかさっぱりな人達ですね」

さやか「な、なんなのコイツら!?」

ほむら「あ、大丈夫ですよ。この子たちは妖精さん――――私の大切なお友達です!」

さやか「よ、妖精ぃ……? 確かに、そう見えなくはないけど……」

ほむら「敵意とか悪意とか、そういうのと無縁な種族なので安心してください。と言うか……」

妖精さんA「なんじゃこのおかしのやまはーっ!?」
妖精さんB「たからのやままやー!」
妖精さんC「おお、かしがみえる」
妖精さんD「こ、これ、たべていいです? たべるです?」
妖精さんE「ほんのうたいむとつにゅー!」
妖精さん達「ぴーーーーーーっ!」

ほむら「今はお菓子に夢中みたいですしねぇ……」

さやか「うわ……一心不乱に食べてる……」

さやか「?」

さやか(なんか違和感が……気のせい、かな?)

ほむら「ところで、ここのお菓子って食べて平気なのですか?」

妖精さんB「え」
妖精さんD「たべられないおかしなんて」
妖精さんC「でもぼくら、なんでもへいきですからなぁ」
妖精さんE「どくみします?」

ほむら「お願いします」

さやか「え、ちょ、ほむら!?ど、毒見って……」

ほむら「あ、この子たちの事でしたら心配なく。この子たち、基本的に何があっても死なないので」

さやか「……え? 死なないの?」

ほむら「ええ。溺死や餓死もしないそうですし」

ほむら(でも消えるとかは言うから、死の概念が違うだけかも知れませんけど)

さやか「……死なないのかー……ま、まぁ、妖精だしな、うん……」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/953.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice