34:1[saga]
2014/01/18(土) 08:28:46.06 ID:KX6gvT220
ほむら「魔法少女ですか? 妖精さんが昔作ってくれたレイジングなんちゃらという道具で、ごっこ遊びをした事はありますが」
さやか「うん、あたしは何も聞かなかった。白い悪魔の相方なんて聞えなかった」
さやか「そしてあたしもそんなのはアニメの話でしか知らないよ」
シャル【……私はね、元々はただの病弱な人間だったの】
シャル【でもある日、キュゥべえって言う猫みたいな奴に唆されて、魔法少女になったの】
さやか「きゅーべー?」
シャル【そう、キュゥべえ。どんな願いでも叶える代わりに、魔法少女になってほしいと言ってくる悪魔】
さやか「どんな願いでも……」
ほむら「胡散臭い話ですね」
妖精さんA「ですなですなー」
妖精さんB「あくとくしょーほーなよかん」
妖精さんC「くーりんぐおふすべきでは?」
シャル【ええ、本当に。今思うと、なんで騙されちゃったかと思うぐらい胡散臭い話】
シャル【まぁ、それでも私は契約したと思うけど】
さやか「え?」
シャル【私ね、末期癌だったの。余命幾ばくもない、まともに身体も動かせないぐらいの末期】
シャル【それで、契約してくれたら癌なんて治せるって言われたのよ。代わりに異形の化け物……
魔女と命懸けで戦えって言われたけど】
さやか「酷い……そんなの、契約するしかないじゃん!」
ほむら「全くです!」
シャル【アイツはそういう奴よ。普通に頼んでも契約しそうになかったら、契約せざるをえない状態で唆す】
シャル【ま、それでもまだ良かった。死ぬよりかはマシだと思っていたし、魔女……人を襲う怪物との戦いは、
正義の味方っぽくて嫌いじゃなかった】
シャル【でもね、ある時知ったの――――魔女の正体を】
さやか「正体?」
シャル【魔女はね、元々魔法少女なの】
ほむら「え……じゃ、じゃあシャルロッテさんは……」
シャル【そう、私は元々魔法少女……元々人間だったけど、今はなんなのかも分からない怪物よ】
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