過去ログ - 魔法少女は衰退しました
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876: ◆HYvP9smHgsVn[saga]
2014/05/14(水) 20:33:56.82 ID:Xki2Yhpp0


ほむら「ほら、さっき言ったじゃないですか。サービス精神旺盛でノリが良いって」

ほむら「空から降り注ぐ光とか、佐倉さん拘束とかは天使降臨っぽいからやっているだけで」

ほむら「佐倉さんは見た目ほど苦しんでないとの事ですよ。妖精さんが言ってました」

ほむら「まぁ、逃げられないよう押さえつけているので、楽でもないでしょうけど」

さやか「……人の身体乗っ取ろうとしているのに、ノリ?」

ほむら「まぁ、天使は天使でも赤子ですからね」

ほむら「ノリは良いけど倫理観がない」

ほむら「子供って残酷ですよねー。蟻の手足をもぐところを誇らしげに見せつけたりとか」

マミ「……その一言で納得出来てしまうのがなんだか虚しいわ」

ほむら「とりあえずこんなところで、佐倉さんの身に起きている事態の説明は以上です」

ほむら「次いで、私達が何故眠ってしまったのかについてお話しましょう」

さやか「え? それもこの天使の仕業じゃないの?」

ほむら「間接的にはそうですし、天使さんの対処をすれば解決する筈ですが」

ほむら「一応、それとこれは別の話ですからね」

ほむら「答えだけを先に言いますと、『並行植物』」

ほむら「今、私達の周りに生えている――――彼等の仕業です」

マミ「っ!? これが……」

まどか「この草が……?」

ほむら「正確には植物ではありません。というより、我々が知る生物とは根本的に違う”イキモノ”です」

ほむら「それは現実と夢の間に住み、物質的な制約に囚われない」

ほむら「写真には映れど目には映らぬもの、遠近法を無視し何処でも同じ大きさに見えるもの、鏡になら映るもの」

ほむら「どれも私達人間の目にはハッキリと映らない。そして触る事も叶わない」

ほむら「精々夢の中で、一部の存在を確認出来るだけ」

ほむら「そして私達が、見滝原中の人々が眠りこける原因となったのが並行植物……”デグチハアッチ”」

ほむら「これから生まれようとする命を出口まで導いてあげる、心優しくて社会性のある方々です」

さやか「心優しい?」

まどか「社会性?」

マミ「……その心優しくて社会性のある植物が、なんで見滝原中の人達を眠らせているの?」




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