過去ログ - オティヌス「見つめる世界」トール「忘れ物を捜しに」
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32: ◆e67wD8MYCo[saga]
2014/01/26(日) 21:07:08.52 ID:3WKB+C2b0
「そう、か……」

トールは神裂の言葉に顔を俯けた。
今までだって負けた事はある。でも、あそこまで何もできなかったのは初めてだった。
全く予測できなかった事ではない。こうなる事はうすうす感じていた。
だが、行かなければいけない気がしたのだ。自分を誘ったオティヌスが何をしようとしていたのか自分の目で確かめるべきだと思った。
トールは起き上ろうとしていた体の力を抜く。

「……すまなかったな、神裂。勝手についていって足手まといになっちまった」

「いえ……私はあなたより先にやられてしまいましたから。目を覚ました時にはぼろぼろのあなたがいるだけで……」

「お前はほぼ無傷なのに、俺はこの様か。……どうやらオティヌスは相当怒ってるみたいだな」

「そのようですね。あなたはもう今回の事に関わらない方がいいのでは?」

「かもな。……でもここでやめちゃいけない気がするんだ。何か……つかめそうなんだ」

トールの目は力強く神裂を見据えていた。
どこか見覚えのあるその目に神裂はため息をつく。

「言っても聞かないつもりですね。……わかりました。でも今は治療に専念してください。私が面倒見ますので」

「わかったよ。……あーあ、退屈しそう」

トールの大きな嘆息が部屋に響いた。




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