17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:20:53.28 ID:poWizMOlo
昔からそうだった。
自分の正直な気持ちを誤魔化すのが習慣なってしまっていて、自分すらその気持ちに気付けないままでいた。
唐突に現れたこの感情。
今までのことりなら間違いなく気付かないフリをしていただろう。
いつも通り、皆で教室で授業を受けて、いつも通り皆でお昼を食べて、いつも通り皆で練習して――
いつも通り皆と過ごせていたらそれで良かった。
それならばこんな感情も心の奥底にしまいこんで放っておけば良かったはずなのに
何度しまおうとしてもこの感情は胸から一歩も動いてくれる気配はなかった。
にこちゃんなら……にこちゃんならきっと……
ことり「…………笑わないで聞いてくれる?」
にこ「…勿論、後輩の真剣なお悩みを笑うなんて先輩失格よ」
ことり「…ありがとう……じゃあ話すね」
にこちゃんのその優しさだけで出そうになる涙を抑え、私はにこちゃんに話した。
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