過去ログ - 貴音父「娘はアイドル」
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12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:29:42.03 ID:uoPFj+HD0

『懸想文、抱え待つ身に、積もる雪。出張版、四条貴音のらぁめん探訪。皆様、いかがお過ごしでしょうか。暦の上では大寒と言う事で、皆様、寒さに体調を崩されたりはしていないでしょうか』

娘の、アイドルとしての仕事ぶりを見て、私は安堵した。
本当のところ、何をしているのか分かって居なかった。
だが、この事務員の女性の表情を見る限り、多くの人に娘が人気を得ていると言う事なのだろう。
しかし、想像していたアイドルというのと、大分違うといえば違う。
心底美味しそうにラーメンを啜る娘の姿に、不思議な気持ちを覚えた。
娘が活躍している姿が確認できればそれでいい。
失礼する、と一言告げると、事務員の女性は少しあわてた様子で私のことを引き止める。

「ま、待ってください、会われないんですか?」

その問いに、私は短く答えた。
その必要は、ない、と。





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