13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:30:47.22 ID:uoPFj+HD0
765プロを後にした私は、東京の旧知の友人の家に立ち寄った。
「君が私のところに来るのは、もう10年ぶりではないかな」
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2014/01/20(月) 23:31:26.59 ID:uoPFj+HD0
「貴音嬢がああいう子になるとは、私も想像できなかったね。良い子に育った。君に似なかったのだろうな」
大きなお世話だと言い返そうとしたが、それもそうだと合点が言って、結局何も言わずに、彼の妻が入れてくれたコーヒーを啜る。
「ところで、今日はどうするんだ?」
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2014/01/20(月) 23:31:59.60 ID:uoPFj+HD0
「君がそういうのなら、まあ……駅まで送ろう」
しかし、久方ぶりの東京だ。
自分で行く、というと、彼もまた、その方が良いだろう、と頷いた。
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2014/01/20(月) 23:32:30.16 ID:uoPFj+HD0
「父上……」
貴音。そう、娘が、目の前に立っていた。
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2014/01/20(月) 23:33:03.01 ID:uoPFj+HD0
「来て、いただけたのですね」
娘の声に、私は頷いた。
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2014/01/20(月) 23:33:56.48 ID:uoPFj+HD0
娘は、私のことを、抱きしめた。
暖かな感触に思わず、小さな頃の貴音を思い出し、大きくなったものだと感じた。
その後、貴音はどこへと行くでもなく、不意に姿を消した。
我が娘ながら、不思議なものだ。
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2014/01/20(月) 23:36:59.66 ID:uoPFj+HD0
「お帰りなさいませ。どうでしたか?」
どう答えたものかと、思案に暮れていると、妻はにこりと微笑んで、私の手を引いた。
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2014/01/20(月) 23:37:31.63 ID:uoPFj+HD0
翌朝、朝食をとっていると、テレビの向こうから765プロのアイドルの声が聞こえてきた。
「おお、今日も貴音様はお美しいですなぁ、旦那様」
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2014/01/20(月) 23:45:47.85 ID:7+XB3BcLo
おつたか
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2014/01/20(月) 23:48:13.16 ID:uoPFj+HD0
あ、貴音の誕生日には少しだけ早いですが…貴音、お誕生日おめでとう!
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2014/01/20(月) 23:57:18.39 ID:Rsh5l58y0
とっぷ乙ーくれっとです
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