2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:22:34.46 ID:uoPFj+HD0
「では、父上。私は……いえ、やめておきましょう」
そう言うと、気付けば娘の気配は消えていた。
高みを目指す手段は人それぞれ
少し冷たい風が、私の傍を吹きぬけた。
「……行って、しまいましたね」
変わって、妻が、私のすぐ後ろに立っていた。
風になびく髪は、娘と同じ銀色。
銀細工のように美しく、しかし、しなやかに風に任せて踊る。
「ああ…………貴音も、もう外の世界を見に行くのにいい年頃かも知れん」
「そうですね…………」
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