18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/23(木) 11:02:29.77 ID:VUfA5QuSO
場所変わって事務所の屋上…
「あら?」
特徴的なアホ毛が揺れる。
「どしたの?あずさおね…うわ!!何あれ!?」
一緒に弁当を食べていたメンバーも異常に気付いた。
双海亜美が甲高い声を上げる。
濃い霧がゆっくりと山の麓から降りてかかってきていた。
「何だろう、あれ…」
菊池真は不穏な空気を感じ取った。
「ううう、何あれ…」
萩原雪歩は得体の知れない霧に怯えを隠せなかった。
「うはー、真美、霧なんて初めて見たよ〜」
双海真美が驚きを隠せない顔で言った。
「取り敢えず御弁当が霧で湿気っちゃうから、事務所に戻りましょう。」
あずさはそう促すと御弁当を畳み始めた。
「んー分かった!」
御弁当を手にし、仲間達が事務所に戻り行くなか、あずさは足を止めた。
「どったの?あずさお姉ちゃん。」
亜美が不思議そうな顔で見上げる。
「…何でもないわ。ほら霧が立ち込める前に事務所に戻りましょ。」
霧の中に鳥らしきシルエットが見えた気がしたが、あれは見間違いだったのだろう、とあずさは結論付けた。
(だって、あんな遠くに見えた筈なのにあんな大きさって…)
まるで化け物か何かだわ。
あずさはそう考えるとぶるっ、と身を震わせた。
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