過去ログ - DQ5「遺言状で勇者探せと言われた」第十五巻
1- 20
40: ◆evD71lEwzE[saga sage]
2014/01/29(水) 18:56:33.24 ID:AHM6lxlXo
【暗黒世界】 ほこらの島・丘陵  旅の扉の崖 頂上


ヘンリー「ぜえ、ぜえ…。この頂上にあるなんて…地上からじゃわからないよ」キョロキョロ

マリア「はあ、はあ。私たちの視点だけだったら、もっと時間がかかっていました…」

サンチョ「荷物はエスタークに任せているものの…トシのせいかつかれが……」ボテボテ


トンヌラ『…螺旋状の坂を登って崖の頂に着いた。エスタークはカニ歩きで登ったぞ』

エスターク『崖をよじ登るよりは速い』グゴゴゴゴ

ミニモン『くくく。エスタークのロッククライミング。見てみたかッたが』パタパタ

トンヌラ『さっきの足場の狭い坂のような地形だと、陣形は張れないなあ』フーム

バサッ バサッ ガシッ

れんれんは立て札にとまった。

れんれん『魔王!先輩ドモ!ココダゼ!』バサバサ!


パァァァァァァァァ…!

トンヌラ『旅の扉だ。薄暗い魔界のせいか、より光の渦に引き込まれる感じがする…』

トンヌラ『暗黒世界のほこらと違って、ここは旅の扉と立て札だけなんだなあ』

ピエローヌ『たかきがけのうえにて、ぜっけいではあるかと!』ピョンピョン

トンヌラ『まあね。生物の気配はなく、薄暗いけど、眼下には丘陵地帯が広がってる』

マリア『何か宗教的な意味が秘められていそうな、美しい構成だと思いますわ』ミオロス


トンヌラ『……そうだな……。確かに美しい。でも、ぼくはちょっと怖い』ミオロス

マリア『恐ろしさですか?』チラッ

トンヌラ『人間のデザインじゃないと感じてさ。魔界だから当然なんだけど……』クルッ

トンヌラ『この立て札の存在だけ浮いてるような?……魔物語で書かれてるけど……』

トンヌラ『うーん…判読…できない。特殊な文法?スマハちたちの文法はわかるのに』

トンヌラ『おーい、誰かー。立て札の文章わからない?』


ミニモン『単純な文じゃねェか?“地獄への一方通行だ。死にてえなら行け”』パタパタ

ヘンリー『意訳はよせって』

ミニモン『バァカ。翻訳でこォなンだヨォ』パタパタ

マリア『地獄……。通行……。言われてみると、そんなふうに読める気がします』ジー

ピエローヌ『そは、どなたのちゅうこくにござろうや?』ミアゲル

トンヌラ『お母さんじゃなさそうだね。マリア、この頂もルーラに登録してくれる?』

マリア『かしこまりました』ニコッ


グオーーーッ

すさまじい速度の黒雲が南へ流れていく。

トンヌラ「…20分経ったぞ。マリアのルーラに登録できた。あとは、渦に入るだけだ」

ヘンリー「地獄とか裏切りとか不実とかは気がかりだけど、まあ、行くしかねえな!」

サンチョ「サンチョが手を繋いであげましょうかっ?坊っちゃん。ドゥフフ!」ニギニギ

トンヌラ「冗談はよせ。一人で行けるさ!」ダダダッ

マリア・ピエローヌ・ヘンリー・サンチョ『「あっ』」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
769Res/418.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice