3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 01:55:00.62 ID:KbBLsyHV0
「俺の部屋から出て行った後、調べたのか」
「………」
同じく無言だったが、歌鈴はこれに首を縦に振り肯定を示した。
俺から半馬身程離れた距離から、光の無い目で俺を見つめ続ける歌鈴に一抹の恐怖を覚えた。
歌鈴の足元にうつ伏せに倒れる肇からは、依然出血が止まる様子は無い。
幼子の様に不規則で拙い呼吸音だけが、あたりの喧騒に飲まれずにはっきりと耳に届いている。
肇に目を向けている俺に対し、何をする訳でも無くただ歌鈴は突っ立って、俺を見ている。
そこには肇を心配する様子や、とどめを刺そうなんて気概は感じられない。
50Res/33.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。