過去ログ - 【安価】 街の駄菓子屋さん 【日常とかバトルとか】
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/29(水) 19:41:42.05 ID:qtWXgFvzo
「……後継人様は、留守でございます。申し訳ありませんが……日を改めてお越しくださいませ」
そう言うと、めいはぺこりと頭を下げた。
あくまでも敵対するようにではなく、丁寧に。
「……ふむ」
「留守、ねぇ」
「やっぱり留守なんだよ……お姉ちゃん、帰ろうよぉ」
「あんたはちょっと静かにしてなさい」
めいと男の子の視線が、真っ直ぐにぶつかる。
無音がしばらく続いたのち、男の子が頭をポリポリと掻きながら。
「留守ならしかたねぇ。帰るぞ、ツブテ、ツムジ」
そう言って背中を向けて促した。
「兄貴がそういうなら」
「最初からボクが言ってたのにぃ……」
ボカッ
「痛いぃ」
「……俺の名前はハヤト。後継人に伝えておきな」
「あんたの首は、いつでも鎌鼬三兄妹が狙ってるってな」
「……!」
めいがその言葉を聞いた時には、すでに三人の姿は無く。
小さな風だけがその場に残っていた。
「あいつ、色々と大変みたいねぇ」
パリン、とメリーがせんべいを齧る音が静かな店内に響いた。
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