過去ログ - アーカード「お前のそれは…」エリック「貴方は?」
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20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/30(木) 22:58:32.66 ID:+F+BL/c00
エリック「…」

手ごたえを全く感じない。
それどころが槍閃は宙を切っていた、アルカードは再び霧と化していた。

アルカード「とァ!」

エリック「ふ…っ」

槍を回しながら反転させ、気配の強い方向へと向き直る。
するとそれはすでに背後へと回っていた、迫る剣を柄で受け、対応する。
細身ながら剣の一撃の重みが、槍を握る手に伝わってきた。

エリック「はっ!!」

つばぜり合い剣を押し返す、再び槍を回転させ、握りが甘くなった手から剣を柄で叩き落とした。
絶好のチャンス、穂先をアルカードに向けそのまま突き通した。

エリック「なに!?」

当たると思われた一撃はむなしく空を切った。
そして消えたアルカードは…別の姿のなって足元に迫っていた。

狼「ヴォォオオオオ!!」

エリック「オオカミだと!?く…そッ!」

悲境の貴公子から見るも醜い狼へと姿を変えたアルカードが、牙を喉笛へと向かわせる。
左手を腰にやったエリックは、すぐさま聖水を手にとり狼へ叩きつけようと左手を戻す。
しかし聖水が地面に落ち火柱を立てる頃には狼はすでに背後へと走り去っていた。
一連の動きの目的は聖水を使わせることだったのだ。

エリック(強い…とんでもなく)

戦慄がエリックを襲った。


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