過去ログ - アーカード「お前のそれは…」エリック「貴方は?」
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28:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/02(日) 18:41:54.41 ID:LO0qMXC10
ジョニー「なぁに、今すぐ死ぬってワケでもないさ…ただちょっと死ぬのが早くなるだけだ」

エリック「お、お前…!」

ジョニー「ただな…約束してくれ」

ジョニー「俺にももう少しで子供が生まれるだろう」

ジョニー「いつかそいつがお前に会う時、その時は絶対にVKの事を教えるな…たとえ俺が死んでいたとしてもだ」

ジョニー「そして…俺の子供を見守ってやっていてくれ」

ジョニー「それだけが…俺の願いだ、頼めるな」

エリック「そっ……ッ」

こいつには、この男には…すでに覚悟ができている。
自分がどれほどもつか、どれほど残り少ない命かと知っている。
だから私にこんなことを頼む、それ以外ない。
私に何ができるというのだ?この男に。

互いに視線を合わせつつしばらく押し黙った後、エリックがようやく口を開いた。

エリック「…わかった」

ジョニー「頼む…つっても、俺も鞭を使わせないように育てるケドな」

エリック「…そうしてくれ、負担が減る」

ジョニー「お?エリックにしちゃ珍しく言うじゃないか」

この悪ふざけの中に隠された覚悟の程はまだわからない。
だが…覚悟は共に背負えなくともせめてお前の望みだけは叶えてやる、それが私の、お前への手向けだ。
いつか逝く時が来たら、せめて安らかに逝って欲しい。
お前の背負った重みも、全て外して…




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