過去ログ - 雪歩「私と、インフェルノスターズ」
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6: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:22:28.52 ID:L59GazUZ0
なんでフェルノスの新曲をフェアリーが歌ってたんだとか、
どうしてそもそも審査員として今日ここに来てるんだとか、
ここにプロデューサーが居ないのはなぜなのか、とか。
7: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:22:57.96 ID:L59GazUZ0
美希「え……?」
美希が呆然としている間に、貴音が微笑んで言う。
8: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:23:35.08 ID:L59GazUZ0
思わず力が入っていた自分の手を、美希が両手で握った。
美希「――響、ごめんなさい」
9: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:24:11.89 ID:L59GazUZ0
響「……美希。自分、美希が本当に何を思っているのか聞きたいんだ」
本当に曲を盗んでしまったのか。だとしたら、それはどうしてなのか。
「ごめんね」の真意を、知りたかった。
10: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:25:03.99 ID:L59GazUZ0
美希「ほら、フェルノスの新曲のROMが……あったでしょ。あれを見つけて」
響「……うん」
11: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:25:33.55 ID:L59GazUZ0
鞄からCDを取り出そうとして、何も持たずにここに来たことに気づく。
どうしてフェアリーの新曲、って書いて――そうか。
貴音「新曲はもともと、わたくし達が歌う予定だったもののようですね」
12: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:26:15.61 ID:L59GazUZ0
響「プロデューサーが?」
貴音「……プロデューサーがわたくし達の新曲を用意している、ということは知っていました」
13: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:26:44.54 ID:L59GazUZ0
それで美希は、貴音にすら言い出せないまま。
今日という日を。新曲を発表する日を迎えてしまった。
貴音「わたくしも、響が来るまでの時間に聞いたばかりで」
14: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:27:25.98 ID:L59GazUZ0
バンッ
黒井「おい、どういうことだ!」
15: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:28:17.34 ID:L59GazUZ0
美希が簡単に説明をすると、黒井社長が大きく溜息をつく。
自分の瞳をまっすぐに見てきた。
黒井「どうするんだ」
16: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/01/29(水) 01:28:45.34 ID:L59GazUZ0
黒井「大々的に、影響力のあるフェスで発表してしまった。それでも貴様は、あれを無かったことにできるのか」
響「な……」
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