過去ログ - サラリーマン「お前は一人じゃない!!」
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1: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2014/01/29(水) 06:15:55.31 ID:/TYhS7gVO
男「……見つけたぞ」

女「……ふふん」

不敵に笑うその女は、腰から慣れた手つきで剣を抜き放つ。それで一体何人を斬ったのか、犠牲になった者の叫びが耳の奥に届いた気がした。

男「はぁ……ッ」

重く気を吐き自分も刀を抜く。鋭く迷いのない鋒をその女に向けて……集中する。

女「私に勝てるとでも思ってるの?」

男「やってみなくちゃわからない……いや、やらなければ」

女「そう。それじゃあまずは小手調べといきましょうか」

そう言って指をパチンと鳴らす。すると夜の闇に紛れていたのか、複数の人影がじわりと滲み出る様に現れる。

その顔に表情は無く、ただ各々獲物を構えるのみだった。

女「いけ」

そう号令するが刹那、一瞬で間合いを詰めて襲いかかる影!!

男「……」

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2: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2014/01/29(水) 06:31:24.55 ID:/TYhS7gVO
正面から一撃!!それを右にそれ受け流すと横からさらに一撃、刀で受け止めれば視界の端からまた一撃!!

男「くっ……」

ゴリッという鈍い音。身体の捻りを利用した蹴りでそいつの手首を弾き飛ばす!!獲物は宙を舞いなんとか凌ぎ切ったが……
以下略



3: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2014/01/29(水) 06:42:35.25 ID:/TYhS7gVO
一瞬の出来事なのかもしれない。だが体感では時間がゆったりと流れる。

一度流れが崩れてしまえばどうという事はない。先程まで苦戦していたのが嘘であるかの如く次々と影を屠っていく。

女「……」
以下略



4: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2014/01/29(水) 06:55:00.62 ID:/TYhS7gVO
ふっと、視界から女が消える。

男「!?」

女「こっち」
以下略



5: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2014/01/29(水) 07:06:02.30 ID:/TYhS7gVO
男「……」

女「楽しいね。楽しい。このままずっと続けばいいのに」

そんな物はお断りだ。心の中でつぶやくと刀を傾けて力を受け流す。
以下略



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