過去ログ - ほむら「願いの果て」2
1- 20
2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 20:48:29.46 ID:Y5VyRhna0
 
QB「時間遡行者、暁美ほむら」

QB「過去の可能性を切り替えることで望む結末を得る為に、君はこうして繰り返してきたんだね」


   真っ白な部屋にいくつもの四角いディスプレイが浮かんでいる。
   そこに映し出される遠い過去の映像を紫色の瞳に反射させて、キュゥべぇは言った。


QB「そしてこの状況こそが、君が求めていたものへの過程……というわけかい?」


   キュゥべぇは首をかしげながら、正面に座り俯く少女に問いかける。


   「……ええ、そうよ」


   一拍置いて、名を呼ばれた少女は険しい表情で答えた。


QB「それは本心かい?」

   「……」


   沈黙。


QB「僕には分かるよ、暁美ほむら。想いを賭してなお、君の心の底には今も後悔と未練がくすぶり続けているのがね」

QB「君はまだ待っているんだろう?」


   そう言ってキュゥべぇがドアへと視線を向けると、呼び鈴が鳴った。


   「――!」


   ハッと顔を上げ、少女は振り返る。

   しかしすぐに思い直して、音の先に再び背を向けた。
 


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
99Res/101.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice