2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 20:48:29.46 ID:Y5VyRhna0
QB「時間遡行者、暁美ほむら」
QB「過去の可能性を切り替えることで望む結末を得る為に、君はこうして繰り返してきたんだね」
真っ白な部屋にいくつもの四角いディスプレイが浮かんでいる。
そこに映し出される遠い過去の映像を紫色の瞳に反射させて、キュゥべぇは言った。
QB「そしてこの状況こそが、君が求めていたものへの過程……というわけかい?」
キュゥべぇは首をかしげながら、正面に座り俯く少女に問いかける。
「……ええ、そうよ」
一拍置いて、名を呼ばれた少女は険しい表情で答えた。
QB「それは本心かい?」
「……」
沈黙。
QB「僕には分かるよ、暁美ほむら。想いを賭してなお、君の心の底には今も後悔と未練がくすぶり続けているのがね」
QB「君はまだ待っているんだろう?」
そう言ってキュゥべぇがドアへと視線を向けると、呼び鈴が鳴った。
「――!」
ハッと顔を上げ、少女は振り返る。
しかしすぐに思い直して、音の先に再び背を向けた。
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