12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/01(土) 18:23:26.98 ID:jDIAAcn+0
春香「ううん、話してくれてありがとう」
やよい「そんな…。あ、あの! 迷惑かけてごめんなさい、次はちゃんと乗りますから」
春香「……うん、そうしてくれると嬉しいかな。あはは」
会ってから謝ってばかりのやよい。
謝らなくてもいいとまた言いかけたけど、今回は思いとどまります。
やよいはそれを聞いて微笑を浮かべるとまたうつむき加減で黙りこんでしまいました。
再び訪れた沈黙の中、私は考えました。
自信がなくなったとはどういうことなのか。無くなってしまった自信とは何なのか。普段やよいは自信に基づいて行動しているのでしょうか。私も自信をなくす時ぐらいあります。ありまくります。それでも協力してくれる人たちのことを想ったり、仲間がいることを想ったり、そして何より歌が好きだということを想ったりして、乗り越えてきたつもりです。自信をなくしてここまで追い込まれているやよいは、それが何故できないのでしょうか。協力してくれる人がいないから、私達が不甲斐ないから、実は歌が嫌いだったから…。
…どんどん悪い方向へ考えてて嫌になっちゃいました。この考えはもうここでやめにしましょう。はいはいやめやめ。
暫くすると、また線路の遠いところがぼんやりと明るくなってきました。
私とやよいは無言で立ち上がります。もう沈黙のほうが心地よく感じるようです。
2回目はすんなり乗ってくれました。こんな言い方は変ですよね。でも目があった時笑いかけたら、やよいも笑ってくれました。ちょっとずつ変わっているなら私も嬉しいです。
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