過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」 part9
1- 20
25: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:53:43.75 ID:gLjesAt+o

 その音で、すこしうとうとし始めていたみくはびくりと体を震わせて目を覚ました。

「な、なに?敵襲かにゃ?」

以下略



26: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:54:13.40 ID:gLjesAt+o

「……多分、もう帰ってこないかもしれないので」

 そう言って、ちょうど1200円をその掌に乗せて財布を閉じる。

以下略



27: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:54:58.97 ID:gLjesAt+o

「あいにくだが今日の代金は強制的にツケにしておくよ。

ちゃんと後日、働いて返す。いいね。

以下略



28: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:55:44.86 ID:gLjesAt+o

「うーんと……素直に『もっと周りを見渡せ』とでもいえばよかったんじゃないかにゃ?

……ふにゃあ」

以下略



29: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:56:31.60 ID:gLjesAt+o

***

 エトランゼから寒空の下に追い出されたアーニャは再びその扉を開くことなく帰路へと向かう。
 正直ばつが悪いのでアーニャ自身もあの場に戻ろうという気は自然とおきなかった。
以下略



30: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:57:09.86 ID:gLjesAt+o

 何か引き止められるかと思っていたのだが、意外にすんなりと階段に足をかけることができた。
 そのままもう片方の足を踏み出し、階段を上がろうとする。

「アーニャちゃん」
以下略



31: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:57:55.08 ID:gLjesAt+o

 残ったのは文香とアーニャだけ。
 文香は不思議そうな顔をしたまま茄子が言った方向に視線を追って行っていた。

「茄子さんの……今の言葉、どういうことなんでしょう?」
以下略



32: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:58:49.31 ID:gLjesAt+o

「前の時には、話が逸れましたが……あれが量子論を代表する話となっています」

「たしか……そんなことを言っていた気がしますね」

以下略



33: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:59:31.74 ID:gLjesAt+o

「そこが、不思議なんです。

所詮私は……文学部なので詳しいことはわかりません。

以下略



34: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/02(日) 00:00:53.44 ID:SoFcRVSKo

「それでも……迷ったらどうするのですか?」

 ふと自然と、アーニャはそんなことを尋ねる。
 茄子に言われた『迷い』、のあの『見えている』ということ。
以下略



35: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/02(日) 00:02:08.18 ID:SoFcRVSKo




 部屋に戻れば、時計の針は午後4時を過ぎていた。
以下略



1002Res/845.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice