過去ログ - 上条「上条当麻。何でも屋だ!!」
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16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/03(月) 03:49:22.57 ID:MX4uxqIk0
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禁書「わたしはもう行くね」
禁書「いつまでもここにいると、連中ここまで来そうだし」
禁書「とうまだってこの部屋ごと吹き飛ばされたくはないだろうしね」
上条「おい、待てよ――」スッテンコロリン
禁書「その右手、幸運とか神のご加護とか、そういうものまとめて消しちゃってるんだと思うよ」クスクス
禁書「何が不幸かって、そんな力を持って生まれてきたことが不幸だよね」
上条「…かもな」
少し目を伏せた先に、父刀夜が送ってきたのであろうオカルトグッズが映る。
上条「でも俺はそうは思わない」
上条「確かにお前のいうとおりだ」
上条「でも、この右手がくれたものも大きかったから」
一生涯を振り返る上条の顔が、禁書目録にはひどく儚げに見えた。
上条(いまだってもう一度)
禁書目録はこれ以上少年を巻き込みたくないと思った。
禁書「…行くね」
上条「待てよ!」
だから、このお人好しがすぎる少年が諦めてくれるように、とどめの一言を告げる。
禁書「じゃあ、わたしと一緒に地獄の底までついてきてくれる?」
上条「…」
途端、上条の顔が一気に曇る。
久しぶりに触れた人の暖かさを胸にしまうようにして、禁書目録は部屋を後にする。
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