2:名無し[saga]
2014/02/04(火) 16:12:37.89 ID:uYp8x3Gc0
そのハムスターはハム太郎くんとこうしくんに近づいてきていた。考えてみれば、二匹とも鎖につながれていて、遠くには逃げられないのだ。ハム太郎くんは、せめて痛い思いや怖い思いをして死なないように祈りながら、硬く目をつぶった。
刀を振り下ろす音が聞こえた。かしゃんっ、と金属音が響く。
「は、はむごろしぃー!」
こうしくんが叫んだ。びくりと体を震わせ、ハム太郎くんはそのハムスターを見上げた。
「おいおい安心しろよ。あいつらは峰打ちだ」
言われてみれば、誰からも血が出ていない。ムラオサのタイショーくんやまいどくん、のっぽくん、めがねくんまでもが床に倒れて呻いているのが目に入って、ハム太郎くんは混乱した。いつも倒れているのはハム太郎くんたちの方だったから。
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