152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/17(水) 02:26:21.93 ID:fXlqVfy4O
借金取り「あいつには普段マジで世話掛けてるからな…まともなもん買って喜ばせてぇな」
魔導士「大切な方への贈り物ならこちらの「心玉」などいかがですか?」
そういって魔導士は白い泥団子のような物を取り出した。
借金取り「こりゃさっきの泥団子じゃねぇか。「心玉」って言うんだなコレ。こんなかにはどんな気持ちが入ってるんだ?」
魔導士「その中には何も」
借金取り「じゃ空っぽって事か?」
魔導士「えぇなのでこれから借金取りさんのメイド長さんを思う気持ちを入れるんですよ」
借金取り「なるほど…ってそれ普通に言うより恥ずかしくねぇか?」
魔女「まぁまぁ魔導具に触れるいい機会ですわよ。物は試しといいますし」
魔女は「さぁさぁ!」と言うように借金取りにその白い泥団子を押し付けた。
借金取り「分かった!分かったよ!…んでどうやるんだ?」
魔導士「あっはい!えっとまず心を落ち着けて下さい」
借金取り「心を落ち着ける…」フゥー…
魔導士「そして心玉を手で包むように持って下さい」
借金取り「手で包むように持つ…」ギュッ
魔導士「そしてその方に伝えたい気持ちで胸を満たして下さい」
借金取り「うーん…うーん…」(メイド長いつもありがとう…メイド長いつもありがとう…)
魔導士「準備はいいですね?ではその気持ちを「心玉」に吹き込んで下さい」
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