過去ログ - 魔女「さて魔法屋さんの開店よ」
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3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 17:34:15.33 ID:QyWcXWT/0
すると一羽のカラスが飛んできてとんがり帽子の家の前に降り立つとドアを嘴でノックした。

コンコン…

「はーい!」

中から若い女の声が聞こえた。

ガチャ

ドアを空けて出てきた。長い黒髪の女性。背は少し高くメガネをかけており、切れ長の釣り目はノックをしたカラスを見るなり笑みに細まった。

女性「あら?カラスさんの郵便屋さんだったのね。おはよう。ご苦労様」

しゃがみこんで頭を撫でる。
カラスは胸にくくり付けた書状の入った筒を誇らしげに見せる。

女性「手紙?」

女性は筒を空け手紙を見て読み上げた。

手紙には

「背景 私の偉大で愛しい娘の魔女へ 貴方に二つの選択肢を与えます。貴方もいい歳なんだし今すぐ魔法界に帰って来て家業を継ぐか、結婚しなさい。ps 今月から仕送りをやめます。」

女性は手紙に握りつぶしカラスの口に突っ込むとカラスの首を掴み言った。

魔女「私は人間界で暮らすと決めたの。家には帰らないし結婚もしません。仕送りもいりませんから。とそう伝えて下さる?」

カラスがコクコクコクと頷くのを確認し
魔女は手を離した。

カラスは鳴きながら朝方の空へ飛んでいった。




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