過去ログ - 魔女「さて魔法屋さんの開店よ」
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31:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/07(金) 17:15:51.74 ID:7IWvGUub0
「案内してあげる!」と子アルラクネ達が先導してくれた。

子供達は沢山の足があるため足が早いが
時々後ろを振り向きながら魔女を案内してくれた。

その見返る姿が堪らなく愛らしく魔女は微笑みながら後に続いた。

服飾屋に到着すると魔女は子アルラクネ達にクッキーのお礼をして頭を撫でた。

子アルラクネ達はとても喜んだ。

案内された服飾屋の看板には「UNIKUMO」と書かれており中に入ると沢山の服が展示されていた。

「ごめんくださーい」と魔女がいうと中からアルラクネが出てきた。

魔女「急ぎの注文があるのだけど宜しくて?」

アルラクネ「まぁ!魔女のお客様なんて珍しい!どうぞどうぞお掛けになって!」

魔女はアルラクネに事の次第を話し週末までに黒いパーティードレスが欲しいと伝えた。

するとアルラクネは少し困ったような顔をして

アルラクネ「丁度黒の服に使う素材が切れてしまって…納品は来週の頭になってしまうのよ。残念だけど他の色を選ぶか待って貰うしかないわね…」

魔女「それは困ったわね…そうだ!私がその素材を取りに行ってあげる!とびきりいい黒の素材はなんの繊維なのかしら?」

アルラクネ「ダークキメラの獅子の鬣(たてがみ)が最高峰と言われているけど…とてもじゃないけど用意出来ないわ!危険過ぎるし市場にも出回らない幻の繊維だもの!でも一度でいいから最高のそさ素材で最高の服を仕立ててみたいわぁ…」

魔女「決まりね!もし私がたてがみを持ってきたら余りは貴方に上げるわ。その代わり安くしてくれなきゃ嫌ですわよ?」

アルラクネ「ほんと!?安くなんてとんでもない!代金はそれで十分よ!」

魔女「あら?それはいいわね!約束ですわよ?」

魔女はアルラクネが出した紅茶を一口飲むと今日の夜には帰るからと告げ店から飛び立った。




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