過去ログ - 上条「アイテムの正規メンバーですか」絹旗「超2です」
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14: ◆Ks/3680U6o[saga]
2014/02/05(水) 22:22:30.20 ID:dRyCym8z0



「ッ!」


パキィイン

幻想殺しによって原子崩しが消される


「何があってテメェがそこで苦しんでんのかなんて知らねえが、私らはテメェにそんな目で目られるほど弱くねぇんだよおおお!! ふざけてんじゃねぇぞクソガキがあああああああああああああああああああ!!!」


続けて原子崩しを放ちながら、麦野は上条へ走っていく
彼女が今、動けているのは自身のプライドのため

麦野沈利は人一倍他人からの評価を気にしている能力者だ
過去において自分の周りからの評価が一転二転してきたのを経験する彼女は確固たる何かを必要とした
それが彼女、麦野沈利を表す絶対的な価値観となるようなものを

だからこそLevel5になってからは、急に自分の序列を越えていった年下の、しかも中学生のLevel5超電磁砲の御坂美琴には並々ならぬ敵対心を持ち、自分を見定めるような研究者たちを嫌ってきた

そして、上条の目

自分の方が強いくせに私たちに憧れ、それがまた上からの目線のように思えるその目で見てくる上条は、彼女にとって殺したいほどに感情を昂らせる麻薬となった




上条は先程までとは明らかに動きのキレが違っていた
それは麦野の原子崩しが上条を的確に捉えてくるからではない


――『アイテム』という一つの括りの中に上条が憧れる『それ』を見たから


上条は酷く注意力が散漫となっていた
そして、不意に接近してきた麦野の一撃を喰らう


「喰らえええええええええええええええええ!!」


大きく振りかぶり身体を捻らせた麦野の右拳が上条へぶち込まれた





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