107: ◆y1mocXMtjQ[saga]
2014/02/12(水) 04:06:08.51 ID:1q7B6Hz2o
軽やかな踏み込みの直後。
舞うような神速の斬り抜きを長槍の穂先で払いのけ、ランサーの短槍がゼロの背を一閃する。
だが、まるでその傷をものともせずに返す刃の如きステップで白銀の剣の柄をランサーに振るう。
ランサー「チッ ━━━!」
腕を使い長槍を高速で振り回す事でゼロの打撃を弾くと、空気を切り裂くかのような蹴りを払う。
その隙を逃すまいとセイバーが間合いへと踏み込み、砕かれた路面から更にコンクリート片が巻き上がる。
剣を振りかぶり、横一文字に一閃を穿つ瞬間に、セイバーは感じた。
久方ぶりの、全力の闘争の感覚。
昂っていくその熱を魂の底から感じながら、セイバーは剣への重みを上乗せするかのように更に踏み込む。
セイバー「セァァッ!!」
ゼロ「だぁああああ!!」
ほぼ同時に、二つの雄叫びが莫大な衝撃波と閃光の中で巻き起こる。
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