140: ◆y1mocXMtjQ[saga]
2014/02/15(土) 17:28:56.54 ID:mm/p3ltWo
ケイネス「時計塔に居た時、君は私に妙な論文を提出したな」
ケイネス「才能とは何たるか、そして魔力と魔術の才とは、と」
ウェイバー「ぅぐ…っ……」
苦痛と恐怖で、ただ喘ぐ事しか出来ないウェイバーはケイネスを見上げていた。
今まで、どれだけの怒りや、憤りを覚えたのかは数え切れない。
だが、どのような時でも想像した事すら無かった。
講師であった筈の彼が知る男に、こんな路面に転がって死ぬなど、殺されるなど、想像出来なかった。
ケイネス「……馬鹿馬鹿しい、才能など魔術師ならば持って当然に決まっている」
ケイネス「ましてや聖杯戦争に参加するならば……このケイネスと真に魔術にて雌雄を決する者でなければなるまい」
ケイネス「それを君はこんな所で醜態を晒し、挙げ句には魔術の1つも使えないとは……」
かつての時計塔講師の言葉を最後まで聴くよりも先に、ウェイバーは押し殺した悲鳴を上げた。
そして、自身の首に迫る水銀の刃を見た。
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