153: ◆y1mocXMtjQ[saga]
2014/03/03(月) 10:00:03.65 ID:9HrZV3XZo
ゼロ(下がった……)
手に握り締める円刃が軋むのを無視して、セイバーの眼を薄紅色の瞳が覗き込む。
翡翠色の瞳。
その美貌からは一切の穢れが無いと、容易に想像できる。
……本来の彼女ならば、そこで異変に気づけたのかもしれなかった。
だがしかし気づかない。
━━━━━ 気づけないのだ。
ゼロ(仕留めてやる……)
ゼロ「必ずそのツラを爪で剥いで焼いて犬畜生のエサにしてやるからな……」
セイバー「……やってみるといい」
手にした不可視の剣をセイバーは見る、英霊であるからこそ、彼女には分かるのだ。
相手の持つ『本質的な狂気』が。
……それでも、自身が誇る宝具がそれだけの存在に通じるのか分からなかった。
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