178: ◆y1mocXMtjQ[saga]
2014/03/07(金) 09:25:20.80 ID:FW/C5zeto
最後のアサシンを凄まじい膂力によって叩き斬ってから、辺りに流れる空気が一瞬で熱を持った事に雁夜は察知する。
それなりに整えられ、骨董品めいた品や家具が屋敷内に置かれていたのだが。
既にそれらは雁夜の剣戟によって粉砕され、両断されていた。
雁夜は残骸の一部を見る。
雁夜「……」
古めかしい机の裏に、紅く刻まれたルーン文字。
雁夜にはそれが何を意味するのか理解は出来なかったが、部屋に起きた現象の説明はつくと考えた。
そう、遠坂時臣。
憎き魔術師を、今こそ自身の手で切り裂いて見せる。
……雁夜は笑っていた。
それがまさか『狂化』の影響が彼のサーヴァントであるカイムから流れてきているものとは知らず。
ひたすらに、時臣の血はどれだけ出るのかを妄想する事で彼は笑っていた。
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