184: ◆y1mocXMtjQ[saga]
2014/03/07(金) 09:31:28.23 ID:FW/C5zeto
ウェイバーの体が元の通り綺麗になっても、歌は辺りを取り囲んでいた。
いつしかゼロは気づいた。
この悲しい、何もかもを諦めた歌を紡ぎ続けて涙を流すのは、自分だと。
ゼロ「だけど……もう良いよな…?」
ゼロ「……もう、私は……」
ウェイバーの体が傷つかぬよう、守護の魔法陣でその肉体を保護する。
それらを見届けたゼロは咄嗟に嘔吐した。
英霊ならば有り得ない現象に、彼女は泣きながら笑う。
思い出したのだ。
あの少年に召喚される直前の自分を、変えたかった『結末』とは何なのかを。
ゼロ「疲れ、た・・・ァ"…ッ」
結局。
彼女は最期まで自分は何をしたかったのか分からないままだった。
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