過去ログ - 女「一人競馬場」
1- 20
43: ◆ukweaVAfH6
2014/02/12(水) 20:55:18.89 ID:c8W274yA0
女「是非痛い思いをしてください。……じゃああさりのボンゴレロッソをお願いします」

男「お目が高い。すいませーん」

店員「はい何でしょうか?」

男「あさりのボンゴレとペペロンチーノ。それと白ワインを。フルーティーなやつ……ボトルでお願い」

店員「かしこまりました」

何勝手にアルコールを注文しているのだろうかこの人は。私は飲まないっ!いや、好きだけれど飲まないっ!

男「もちろん、飲めるよね?」

女「飲めますけど、飲みません」

正直に答えてから自分の愚直さに呆れ返った。飲めないと言えば、強要する人では無いだろうに、飲めるということを伝えてしまえば、手を変え品を変え飲ませようとする人に決まっている。……ほら、邪悪な笑みを浮かべている。

男「それは、僕に飲みたいって気分にさせなさいよっ!って言ってるわけだよね?」

女「……日本語って不自由ですね」

男「その分解釈に幅があって良いと思うよ?僕は」

女「……はあ」

私は、ようやくとんだ曲者と昼食をする羽目になったことを認識したのだった。……無事に家に帰れる自信がなくなってきた……。ほんの数十分前には、もしかしたら恋に発展するかもなんて心の隅っこで思っていた私をぶん殴ってやりたい。こんな男が彼氏になったならば、私の精神は3日で崩壊してしまうだろう。絶対に、アルコールは口に入れない。そう誓ったのだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
81Res/58.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice