過去ログ - 門矢士「なるほど、仮面ライダーの世界か……」
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1:お団子[saga]
2014/02/10(月) 16:39:50.05 ID:2A5Rq//k0
風の街――風都。

一時期はとある事件によって混沌としていた風の都に、『良い風』が戻ってきた頃。

騒がしい街の中に、ひっそりと佇む、『探偵』達が、良くない噂を耳にする少し前。

その『写真館』は現れた。

光写真館――世界を旅する、仮面ライダーの拠点。

その部屋の中で、仮面ライダーディケイドに変身する青年、門矢士は一人でそこに座っている。

今の彼に旅の仲間はいない。

この街同様に、騒がしかった部屋も、彼一人では随分と寂しく見える。

不貞腐れたような無愛想な目で見つめる先には『探偵』が映っている。

「左翔太郎……」

『この世界』の仮面ライダーか、

そう呟く彼は、首に掛けてある二眼レフのトイカメラで建物の全体が映るように撮ってみる。


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2:お団子[saga]
2014/02/10(月) 16:43:14.15 ID:2A5Rq//k0

トイカメラから出てきた写真は一面真っ黒の状態ではあったが、きっと――否、

それが歪みきっていることは既に判っている。

以下略



3:お団子[saga]
2014/02/10(月) 16:44:04.41 ID:2A5Rq//k0

時刻は真昼時、鳴海探偵事務所には現在の看板探偵として風都に名を馳せている、左翔太郎が居た。

いや、その奥にももうひとりの相棒であるフィリップも居るのだが、彼は余り勘定に入ることのない人間なので、

以下略



4:お団子[saga]
2014/02/10(月) 16:44:40.62 ID:2A5Rq//k0

「っあー、終わった!」

そう言うやいなや天を仰いで右手で両目の目元を押さえる。

以下略



5:お団子[saga]
2014/02/10(月) 16:45:49.44 ID:2A5Rq//k0

「おい、フィリップ、どうだ?調子は」

隠し扉の向こうにあるもう一つの部屋、そこにフィリップは半分引き篭るように毎日を過ごしている。

以下略



6:お団子[saga]
2014/02/10(月) 16:47:06.69 ID:2A5Rq//k0

「――おい、それより、検索は終わったか?」

冷めぬ興奮を抑えられないといった表情のフィリップは一度、深く深呼吸をする。

以下略



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