過去ログ - シンジ「帰ろう……僕たちの――」
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106:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/02/15(土) 03:12:01.77 ID:z5DGfC4E0

医師「ああ、りっちゃんの見立ての通りだよ」

リツコ「そう……」

シンジ「どうしたんですか?」

リツコ「……消えたの」

シンジ「消えた?……どういうことですか!?」

リツコ「わからない……なぜなのか」

ミサト「……ねえ、最初から妊娠なんてしてなかったんじゃないの?」

医師「それはない」

(キーボードを引き寄せ、2枚の白黒画像をモニタに呼び出す)

医師「こっちが直前に撮影されたもの。全身画像から再構成したものだから不鮮明だけど、胎嚢があるのがわかる。これが卵黄嚢で、これが胎芽だな――」

シンジ「タイガ?」

医師「赤ちゃんだよ、平たく言うとな」

シンジ「!!」

医師「――まだ1センチにも満たない。絵が粗いから確実なことは言えないが、6週相当ってところか。個人差もあるが、自覚症状がほとんどない人もいる時期だ」

シンジ「……」

医師「そしてこっちが、さっき撮影したもの」

ミサト「……流産じゃないの?」

医師「いや。ほかは全く正常で、胎芽だけが見えなくなっている。出血も認められない」

リツコ「だから、『消えた』と言うしかないのよ」

シンジ「……」

リツコ「レイは、ヒトじゃない」

シンジ「!」ハッ

医師「……」

ミサト「ちょっと、さっきから――」

リツコ「ごめんなさい、後できちんと説明するから」

ミサト「……」

リツコ「レイは、本来受胎能力をもたない。あなたたちの交際を黙認していたのも、それがあったからよ。妊娠自体が驚きだった」



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