過去ログ - シンジ「帰ろう……僕たちの――」
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164:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/03(月) 22:10:27.57 ID:of4ETunW0
別レイ「『私』は――綾波レイは、偽りの魂を碇ゲンドウという人間によってつくられた存在」
幼女「……」
別レイ「人のまねをしている、偽りの物体に過ぎないのよ」
幼女「いいえ」
幼女「『私』は、それまでに生きた時間と、他の人たちとのつながりによって『私』になった。この子も、あなたも同じ。一人の、ひと続きの『綾波レイ』」
幼女「他の人たちとの触れ合いによって、それぞれの『私』は形作られている。――あなたには、それが少し足りなかっただけ」
別レイ「!」
幼女「あなただけではできなかったかもしれない。でも、この子は、司令や、赤木博士や、葛城三佐や、クラスの皆や……碇くんに支えられて懸命に生きてきた」
別レイ「……」
幼女「それが、あなたとは違う『私』を……この子を形作っている」
幼女「この子は――あなた自身の可能性のひとつ」
(目を見開く三人目)
幼女「心を開いて世界と向き合っていさえすれば、そうなったかもしれない、あなた自身の姿――」
(もうひとりのレイの頬を伝う涙)
別レイ「?」
幼女「……」
別レイ「……涙?……泣いているのは……私?」
幼女「……」ニコ……
(もう一人のレイの手をとり、その顔を見上げ、微笑む幼女)
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==== ジオフロント ====
トウジ「こなくそっ!」ガシャアアァン
(銃把で量産機の武器を叩き飛ばす03号機)
量産機「……」ガシッ!
トウジ「ぐあっ!?」
(03号機の首につかみかかる量産機 その手首を掴み引きはがそうとする03号機)
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