過去ログ - シンジ「帰ろう……僕たちの――」
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204:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/30(日) 13:51:44.36 ID:hKAnik0M0
>> 195 からつづく(>>196相当)
シンジ「これで……いいんだ……」
レイ「……っ……うう……」
唇を噛んでいるレイ 見開かれた眼からあふれ出す涙
レイ「あうぅっ……うああああああああぁ!……」
シンジの肩に顔をうずめ、声を上げて泣くレイ
レイ「ごめんなさい!……ううっ……うぐっ……」
シンジの背に回されるレイの腕 シンジのシャツの布地をつかんでいるレイの手
レイ「ごめん……なさい……うっく……うわああああああああん!……」
微笑みながらレイの髪を撫でているシンジ
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ザザーン…… ザザーン……
赤い浜辺に立つシンジとレイ
シンジの腕の中、まだしゃくりあげているレイ
レイ「――もう、だいじょうぶ」
シンジ「……」
レイ「ありがとう」
シンジ「いいんだ。――でも、びっくりしちゃったよ。綾波があんなに泣くなんて、思わなかった」
レイ「悔しかった」
シンジ「え?」
レイ「あの子なら……あの世界の『私』なら、ちゃんとやれたかも知れないと思ったから」
シンジ「綾波……」
目を伏せるレイ
レイ「みんなに、逢いたい」
また溢れてくる涙
レイ「碇司令や、赤木博士や、葛城三佐や……セカンドにも」
シンジ「……」
レイ「こうなって、やっとわかった。どれだけたくさんの人たちに、支えられていたのか」
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