過去ログ - シンジ「帰ろう……僕たちの――」
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205:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/30(日) 13:54:49.98 ID:hKAnik0M0
シンジ「……」

   ふと顔を上げるシンジ

   地平線の向こう、音もなく崩れる巨大なレイの頭部

   それを見ていたシンジ

シンジ「僕だって同じだよ」

レイ「……」

シンジ「僕もこうなって初めてわかった。綾波だけのせいじゃない」

レイ「……碇くん?」

シンジ「仕方ないんだ。……僕たちだけじゃ大変かもしれないけど……力をあわせて生きて行こうよ」

レイ「……なぜ?」

   少し体を離して、シンジの目を不安げに覗き込むレイ 頬に涙のあと

シンジ「え?」

レイ「私は、あの子じゃないのに」

   困ったように微笑むシンジ

シンジ「同じだよ」

レイ「……同じ?」

シンジ「綾波は綾波だよ、僕にとっては」

レイ「……」

シンジ「どこも違わない。あの世界の君も、いまここにいる君も」

   改めてレイを抱きしめるシンジ

レイ「!」

   シンジから逃れるように身を離すレイ 数歩下がる

シンジ「あ……綾波!?」

レイ「嫌……」

   シンジをにらむレイ

シンジ「あ、あの――」

レイ「あの子と……ああいうこと、していたくせに」

シンジ「えっ?」

レイ「私をあの子の代わりにするの?」



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