過去ログ - 男「ただいま」 さち子「おかえりなさい、あなた」
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31:1[saga]
2014/02/11(火) 22:29:29.88 ID:Pydn+NrS0

隣人(そう言われてもどの部屋からも臭ぇんだよ)スタスタ

隣人(けど一番はこの奥……リビングからか)スタスタ

以下略



32:1[saga]
2014/02/11(火) 22:30:59.80 ID:Pydn+NrS0

▼男宅/リビング

隣人「うぅぐぉ……」

以下略



33:1[saga]
2014/02/11(火) 22:32:43.32 ID:Pydn+NrS0

そこにあるものを人と呼ぶのは間違いだった。最早ただ腐敗した肉の塊だ。

垂れた前髪から覗く顔の皮膚は黒紫に変色し、その下から黄ばんだ頬骨が見えている。

以下略



34:1[saga]
2014/02/11(火) 22:34:04.54 ID:Pydn+NrS0

隣人「あああぁあぁああぁぁぁあ!!」

隣人(ヤバイやばいヤバイ死んでるやばいヒトが死んデルやばいヒト死逃げなきゃニゲナキャ逃げなき足が動かないヤバイ逃げろ足動けウゴケ俺動け!)

以下略



35:1[saga]
2014/02/11(火) 22:35:12.69 ID:Pydn+NrS0

隣人「ひっ、ひぃ!」

男「…………」

以下略



36:1[saga]
2014/02/11(火) 22:36:19.30 ID:Pydn+NrS0

男「さち子!大丈夫か、さち子!」

男「良かった、無事なんだね……良かった……」

以下略



37:1[saga]
2014/02/11(火) 22:40:45.35 ID:Pydn+NrS0

男はぶつぶつと呟きながらキッチンのシンクの下にある扉を開けて取り出したそれは、まるで刀を思わせる程によく研がれギラギラとした輝きを放つ鋼の刃を持つ、およそ刃渡り30cm程の包丁だった。

男が隣人に顔を向ける。すでに隣人は蛇に睨まれた蛙のように畏縮し足が竦んでしまっていた。

以下略



38:1[saga]
2014/02/11(火) 22:42:43.74 ID:Pydn+NrS0

駆け寄る男の形相はこの世の者とは思えない程に歪んだ微笑みを見せていた。

その顔に驚きようやく隣人は金縛りから解かれ出口へ向かおうと体を翻すが、時は既に遅く、男が両手に持つ凶刃はズブリと隣人の背部に深々とめり込んでいった。

以下略



39:1[saga]
2014/02/11(火) 22:45:07.74 ID:Pydn+NrS0

男「……………………」

男「……………………」

以下略



40:1[saga]
2014/02/11(火) 22:47:42.18 ID:Pydn+NrS0

男「久しぶりじゃねぇんだよ!何やってんだよこれ!」

 男『いやぁ、この豚が僕の妻を犯そうとしてやがったんでお仕置きしたんだよ』

以下略



41:1[saga]
2014/02/11(火) 22:51:00.99 ID:Pydn+NrS0

男「イチャついてる所悪いが、コイツって俺が攫って犯して殺した女じゃねぇかよ。よくもまあこんなの愛せたな」

 男『そんなこと切っ掛けに過ぎないさ。むしろ殺してくれたおかげで僕は愛せたんだから、キミに感謝したいくらいだ』

以下略



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