122:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/12(水) 00:42:10.63 ID:rvZEoW38o
彼女へ向けて、歩み寄った。
気が付いてみれば、私もまた、目の前のそれと全く同じ衣装を纏っていた。
そして、想いの向かうままに、言葉を紡ぐ。
「私ね、ひとつ、思ってることがあるの」
「死って、それがどんなものであれ、その人だけのものだったって」
「一度与えられたそれは、誰かが誰かの勝手な都合で、奪うことは、許されるべきことじゃなかったんだって」
「かつてあの子たちが、その死を受け入れる姿を見て、そう感じたの」
「私たちは、それを破った。あまりに多くの人の死を、自分勝手に覆した」
「だから、罰として、それを看取る役目を与えられたんじゃないかって」
129Res/85.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。